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エロゲ レビュー ブログ
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フォセット ~Cafe au Le Ciel Bleu~
フォセット ~Cafe au Le Ciel Bleu~



メーカー戯画
シナリオ■■■■■■■■■□ 9.5
グラフィック■■■■■■■■□ 8.5
キャラクター■■■■■■■■□ 8.5
音楽■■■■■■■■□ 8.5
丸戸底力■■■■■■■■■■ 10
総合【A+】 89点

ずっと居続けたい世界

ファン歓喜、極上の一品と言わざるを得ませんね。「エロゲの教則本」ともいえるエロゲとしての理想形「パルフェ」、その前身であるライター出世作「ショコラ」、僕の中で「学園青春ゲーの聖典」というレベルまで達している「この青空に約束を――」のファンディスクになります。

【シナリオ】
シナリオは「パルフェ」「この青空に約束を――」を舞台にした、複数ライターの手によるオムニバス形式になっています。各ヒロインとの後日談がほとんどで、大体はシリアスなものよりはファンディスクの性格を生かしたドタバタものが多いですね。全体的には「ごく平凡」なシナリオばかりで、圧倒的な完成度を誇る2作品とその中で生き生きと動くキャラクターたちが前提にある以上、各ライターさん、楽しかったであろう反面やりにくい仕事だったんだろうな~と同情します。

その中でも群を抜いて素晴らしいのはやはりオリジナルライター丸戸史明御大が書き下ろした、パルフェ里伽子ルート後日談の「里伽子抄」、そしてこんにゃく卒業式間近の一日を描いた「この冬空に歌声を――」でしょう。

こういった本編の隙間に挟むような後日談や追加シナリオというのは、要は「後付け」になりますので、実は結構つくりやすいものなのです。設定と本筋がすでにありますので、その中で自分のやりやすいところにリーチするように物語を繋いでいけばいいのですね。同人小説などで二次創作がウケるのもその辺のやりやすさがひとつの理由です。そして後付けであることを最大限に生かして、ともすれば本編以上の泣きをもたらしてくれたのがこの2作品です。

特に、「里伽子抄」におけるビデオレターシーン、「この冬空に~」における屋上演説、エア雪合戦シーンなんかは、涙なしには読めません。この文字を打ちながら思い出して鳥肌が立っているくらいです笑。

本編里伽子ルートは、ふたりが結ばれてからエピローグまでの数年間は描かれておらず、数年後に幸せを掴んだシーンが描かれ幕を閉じます。ですがその間に、腕が動かないことで、確実にあったであろう里伽子の葛藤や仁との衝突を描いたのが「里伽子抄」です。そしてその状況を打開するのは、やはり喫茶「ファミーユ」の仲間の力なんですね。「パルフェ」の良いところは、仁と喫茶「ファミーユ」従業員面々との関係の厚さを丁寧に描いていたところでした。彼は、自身の能力の高さを見せつつも、話の山場で必ず仲間の力を借りて、「ファミーユ」即ち「家族」としての温かみをヒロインに与えるんですね。それは本編でもこの「里伽子抄」でも共通していましたね。


そして、「この冬空に歌声を――」、これは本当に恐ろしいシナリオでした……。こんにゃく大団円であった卒寮式シナリオ「約束の日」の"数日前"という恐ろしい設定。それを聞いただけでも涙腺という名の堤防が決壊されるのが約束されています。僕は、物語導入で既に泣きそうになりましたからね。

前述したように、「後付け」であることをふんだんに生かした内容で、同級生である航の祖父と校長との互いを憎からずも認め合う会話、星野家と羽山家の和解回想で描いた海己の成長、そしてそこから繋がる本シナリオ最大の泣きシーンである、航が南栄生の代表として海己の父親にぶつける屋上の大演説シーン、さらにラストには各自が卒寮式のための歌を練習している風景……といった本編を踏まえた上で「これを描けば泣くだろう」というシーンを連続させ、山場では「季節外れ/土地外れの雪」をベースにしてつぐみ寮の絆の強さを描き切るという非常に"ニクい"ストーリーでした。

特に、航の屋上演説のシーンに関して言うと、丸戸史明というライターに対して戦慄を覚えるレベルの出来で、航が静かに吹っ切れつつもそこから激熱の演説シーンへとつながっていく緩急のもたせ方が本当に凄まじいです。海己ルートを見てきたユーザーからすると、このシーンは反則の泣きシーンですよね。いやホント、あくまで「普通」の世界観を描いているというのに、こんなにドラマチックでロマンチックに場面を紡げる筆力というのは並大抵ではないですよ……。

本シナリオは、どのヒロインと結ばれていたとしても整合性が取れるようになっていますが、逆に言うとどのヒロインを選んでいたとしても、ここで航が救われるのだと思うと、非常に胸が梳く思いですね。


もうひとつ丸戸さんが書いているのは、カトレアとの結婚式シナリオですが、これまた彼女のキャラを生かしきったテキストに、里伽子からの祝電が届くという予想外のホロリシーンも混ぜた良シナリオです。


他ライターさんのシナリオは、本編を継承するレベルのものにはどれも達していないというのが正直な感想ですが、唯一、同じレベルに並んでいたのが、木緒なちさんが描いた凛奈後日談ルート「わたしのかけら」でしょう。と、いってもこれは実質、航と凛奈がくっつくことで恋に破れることになった「茜シナリオ」になります。

本編では、航の「逢わせ石」の本当の相手が茜であることは最後まで伏せられ続けていて、ここに彼女の健気さが込められているため、それがバレてしまうという設定前提は賛否両論のようですね。しかし、それはさておき僕は、あまりにも切なすぎる青春の痛みをこれでもかというレベルでえぐってくるこのストーリーを圧倒的に支持しています。問い詰める航に対し、「逢わせ石」を海に投げ捨て、凛奈のために自分はあくまで黒子に徹し続けようとする茜の優しさにはこれまた涙が止まりませんでした。またここのBGMが「約束のブーケ」なんですよ。可哀想すぎるでしょう。 

僕はこのシナリオがあったから、木緒なち&ねこにゃん「さかあがりハリケーン」をプレイしたといっても過言ではないです。それくらい好きなシナリオです。


いやはや、シナリオのこのボリューム感、「ファンディスク」という名にふさわしい大満足版ですねコレは。


【グラフィック】
さえちゃんの一枚絵など、何枚か差し替えられているグラフィックもありますね。

最もパンチのある新規絵は、「この冬空に歌声を――」内における山場の、エア雪合戦シーンの一枚絵ですかね~。実際の枯れた風景と、雪が降り積もっている想像の絵が切り替わる瞬間は鳥肌モノでしたね。

他、ミニゲームや着せ替えといったファンディスクならではの機能も入っています。ミニゲームは難しすぎる笑。個人的に良かったのは、ショコラ、パルフェ、こんにゃくのメモリーメニューですかね。全4作インストールされていれば、フォセットから全場面を呼び出すことができます。ファンにとっては嬉しい機能かと。


【キャラクター】
この部分も間違いのないところです。またファミーユやつぐみ寮の面々の温かいドタバタ劇が見れるというのは嬉しい限りですね。ただ、ショコラの翠好きの僕としては彼女にも、といいますかショコラ勢にももう少し焦点を当ててほしかったですね。


【音楽】
本編でも優秀だった、温かみのあるBGMがまた心に染みて泣きを助長するんですよね。たまらないです。

新規で作られた音楽も何曲かあるのですが、その中でもエア雪合戦シーンで流れるゆったりとしながらも雄大なストリングスBGMは、彼らの青春の幕閉じにふさわしい雰囲気で、秀逸な出来だったと思います。新規のOP曲は歌声がキンキン響いてちょっと難ありですが……。


以上、「フォセット」です。
冒頭にも述べましたとおり、ファン歓喜の一作ですね。二作品に感銘を受けた人であれば、この作品は絶対マストです!


関連レビュー: ショコラ ~maid cafe "curio"~
関連レビュー: パルフェ ~ショコラ second brew~
関連レビュー: この青空に約束を―


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