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【ユメミルクスリ】
ユメミルクスリ



メーカーruf
シナリオ■■■■■■■ 7
グラフィック■■■■■■■ 7
キャラクター■■■■■■□ 6.5
音楽■■■■■■■ 7
青く淡い世界■■■■■■■■■ 9
総合【C+】 69点

テーマは鬱だが後味爽快

企画が「家族計画」「CROSS CHANNEL」などの田中ロミオさんということで、絶対はずすことの出来ない本作であると共に、テーマが薬物、いじめ、とかなりダークな設定を中心に据えています。

【シナリオ】
田中ロミオさんがどこまでシナリオに食い込んでいるかはわかりませんが、とにかく彼独特の「毒」はありました。彼の構築する物語には、「日常性の喪失」というテーマがほぼ必ず設定に組み込まれていますが、本作もまた例外ではなく、非常にダウナーな作品でした。

タイトル的には薬物を真っ向から描くねこ子ルートがメインなのかもしれませんが、力の入りようは圧倒的にあえかルートでした。ええもう、レベルが違いすぎるくらいに。シナリオは「ユメミルクスリ製作委員会」となっているので、誰が書いているのかはわかりませんが、複数ライターでヒロイン分担しているような気がします。

さてまずはそのあえかルートですが、いじめをふたりで乗り越えていく後半の読み込ませはさすがの田中ロミオさんです。その乗り越え方も、周囲の助けを得たり、いじめる側の反省の上に成り立つものではなく、あくまで自分たちの力によって強引に解決しきる方向で描いたのが好印象。

特に最後の京香制裁シーンはすさまじかった。あの場面でのあえかの「殺しちゃダメ」「私が殺すんだから」の台詞は田中ロミオさん的なひっくり返し方ですね。しかし、いじめの陰湿さ、恐ろしさを、主人公である公平の内情吐露を交えてうまく描いています。京香とジンガイの直接的な暴力ももちろん恐ろしいですが、クラスメイトや担任の事なかれ主義からくるイジメも同様に恐ろしいものですね。それまで仲良くしていた、立ち絵すらあるクラスメイトが急によそよそしくなってしまうのも非常に切ないものがありました…。

というかあえかルート、彼女のキャラクターもさることながら、この重くて切ないシナリオ内容から、最後にプレイして良かったと思っている次第であります。先にプレイしてしまったら、他のヒロインルートに彼女の幻影を引きずるところでした

本ルート、唯一タイトルを裏切り薬物が描かれないルートですが、その動的に展開するシナリオ内容は3ルートの中で群を抜いています。イジメ、イクナイよ。

桐宮先輩ルートは、薬物もアイテムとして出てきますが、テーマは「未来への恐怖」、これです。ちょっと話の展開が飛びすぎていたかな。それであるがゆえに、非現実感がよく出ていたのは確かなのですが…。ただ、最後のお腹に手を当ててのシーンがえらい良かった。加々見君カッコ良かったっす。まぁそのあと綾にぶち壊されるわけですが笑

ケットシーねこ子ルートは、薬物服用がキーポイントとなっている割には、薬をめぐる環境そのものには全く触れられませんので、少し冗長になっていたのは確か。盛り上がるのは、完全に後半も後半、エピローグ前あたりからで、その正体がひとつの山場でした。まぁ立ち絵のキャラを見ていけば、ひとりだけ明らかに、何でこのキャラに立ち絵が、ってのがいるのでわかるかもしれませんが…僕はなぜか気づきませんでした。

登場から終盤まで常にぶっ飛んでいる彼女ですから(薬で)、どうやって話を収束させていくかが見ものでしたが、予想外なところから結末を迎えます。エピローグの観覧車での会話はかなりぐっとくるものがありました。


本作、クスリやいじめが題材となってはいるのですが、そもそもその根源の解決は描かれません。薬物売買自体は何の解決も得ていませんし、いじめ問題も、(京香の制裁を除けば)クラスメイトや担任教師の意識改革がなされたわけではありません。題材自体はあまりにも重く解決の兆しが見えませんが、その題材をきっかけにし、無難に生きようとする主人公と心に闇を抱える各ヒロインの自身を打開していく成長物語、こちらに大幅なウェイトを置いたシナリオはまとまりが良く、だからこそ設定の割には読後感も良かったのだと思います。これはちょっときつい言い方をすれば、短めの全体量の中で完成度をあげるためのうまい逃げ方だったと思います。

テキストの総量は短めで、数時間もあればすべて終えられるかと思います。時間をかけてじっくり全ての諸問題を解決し大団円を迎えるというわけでもないので、物足りないといえばそうかもしれません。が、3ヒロイン共通して、ラストがとてもいいんです。終わりよければ全てよしなんて言葉がありますが、まさにそんな感じで、どのルートのラストも、実に丁寧に、上手に描かれていました。


【グラフィック】
原画は、「とある魔術の禁書目録」でいまや売れっ子イラストレーターの灰村キヨタカさん…といってもライトノベルとか詳しくない僕はよく知りませんでしたゴメンなさい。でも「とある魔術~」は2009年5月現在17,8巻まで出ていて、累計450万部とか。これは凄いですね。灰村さんファンにとっては、彼の原画でエロゲが楽しめるという点では垂涎モノの作品なのではないでしょうか。

独特の線の細さは好みが分かれそうですね~。正直バランスはそんな良くないんですが、ただ、あえかの表情の描き方だけはメチャクチャうまく、あえかのCGばかりが圧倒的に印象に残っています。あとは、京香を絞め殺そうとする場面のCGもインパクトあります。

また、全体的にキタノブルーばりに、淡い青を基調とした背景が特徴的です。なんとなく常に虚脱している主人公の心の色を表しているかのようです。かといやピンクで統一されたCGがあったりもして、サイケデリックな転換を見せることもあります。ま、このあたりの背景効果は非常に世界観に貢献していて良かったです。



【キャラクター】
正直なとこ、ヒロインクラスは弱かった気がします。3人ともが変人ということもありバランスがとれていないのもあるのでしょうか笑。桐宮先輩とねこ子は、あまりキャラ的に生きていた印象ではありません。一色ヒカルさんはやっぱりうまいんだなぁ…というのを実感しましたけど。この二人は設定と内容がかなりサイケな分、この短いシナリオの中で魅力を引き出しきれなかった、という感じです。唯一、あえかの魅力は相当なものですが、それもシナリオ展開と声優さんとのマッチングに引きずられているゆえな気がします。や、でもあえかいいですけどね。ホント。

言ってしまえば、キャラクター自体は3ヒロインよりも義妹の綾が一番立っていました。僕はロリコンではありませんが、彼女はキャラクターも声優さんの演技も抜群でしたので、ぜひ攻略対象にしてほしかったです。義理の妹という設定からいけるもんだと思っていたのですが…というのはプレイしたユーザーは皆思ってそうですよね。ハイ、僕も思いました。ロリコンじゃないですよ。

それからバイト先の先輩、椿エロゲイ。イケメンでゲイにしてエロゲーマー、もう設定が出オチですが、とても出来る男。「家族計画」の劉さんを日本人若者にしたような飄々さがたまりません。また彼のエロゲー論にはまっていく公平がまた面白いです。思わずエロゲーマーをうなずかせる場面が何度もあり、そのへんはロミオ調だなぁと感じたり。あえかルートでいじめに巻き込まれた公平が、今の自分の境遇に重なるタイプのエロゲーがほとんど無いと思案するシーンなどはシリアスな中にくすりとした笑いがありました。

この2名のサブキャラは、ダウナーな作中において良い清涼剤となっていました。


【音楽】
音楽は、特に日常パートで流れる音楽が全般的にジャジーでセンスがいいです。跳ねるピアノの踊るような曲から、しっとり聞かせる曲まで、数こそそう多くはありませんが、作品の雰囲気に強く貢献しているものが多いです。

そしてOPの「せかいにさよなら」、いいです。四つ打ちダンス調のリズムとバラけたようなピアノのアンバランスさが絶妙です。そして頭に残るサビですね。


てなわけで、ユメミルクスリでした。
テーマは「薬物」「いじめ」など暴力的なものではありますが、反して、全体を通す寂しげでブルーな空気感を大切に大切にしながら丁寧に作り上げた作品でした。雰囲気を買いたいと思います。



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テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム

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