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【パルフェ ~ショコラ second brew~】
パルフェ ~ショコラ second brew~



メーカー戯画
シナリオ■■■■■■■■■■ 10
グラフィック■■■■■■■■■□ 9.5
キャラクター■■■■■■■■■■ 10
音楽■■■■■■■■□ 8.5
雰囲気■■■■■■■■■■ 10
総合【S+】 96点

この作品を手本とせよ

まるねこ作品は気合入れて書きますよ。メイド喫茶を舞台にした「ショコラ」で注目された"戯画まるねこ"チームの続編…というか、まぁショコラをプレイしていなくとも全く問題はないのですが、設定を踏襲した発展作品ですね。

タイトルで「二番煎じ」を謳っていますし、全体的な設定はもちろん、ヒロイン勢も、ショコラのヒロインたちと同じような性格、属性をもったヒロインが揃っています。えてしてこの手のものは前作の壁を越えられないものですが、パルフェにおいてはあらゆる面でショコラを凌駕しています。むしろこちらがメインで、ショコラを「"プレ"パルフェ」と見た方がしっくりくるほどです。


【シナリオ】
ある日、主人公高村仁の元に、グランドオープン間近のショッピングモール「ブリックモール」から、仁の義姉である恵麻が経営していた欧風アンティーク喫茶「ファミーユ」に出店して欲しい旨の電話が舞い込みます。しかし、ファミーユは半年前の火災事故により店舗を失って現在休業中―。亡き兄と恵麻の大切な思い出であった「ファミーユ」に強い思い入れのある仁は、悪戦苦闘しながら開店準備を進めますが、直前にファミーユ予定テナントの真向かいの店が「キュリオ」の3号店であることを知り愕然とします。なぜならキュリオは、ファミーユがそのコンセプトを学び、模倣した、そのオリジナルとなる店だったから。

圧倒的な人気と実力を誇るキュリオを前にし、仁・明日香・かすりの3人だけでの始動を余儀なくされた開店の前日深夜、滑り込みで現れたバイト志望の少女、由飛。彼女の奇抜な立ち居振る舞いと歌声に魅かれてしまった仁は、直感的に彼女の採用を決定、開店メンバーが決定します……さて、転がりだした新生ファミーユはどうなっていくのでしょうか。


……というわけで、超名作パルフェですね。シナリオ担当は前作ショコラ同様、丸戸史明さん。ライター買いするユーザーも非常に多い人気ライターさんです。僕も彼のテキストはエロゲ界の中では1,2を争うくらいに好きですよ。非常に「馴染む」文章を書く人ですね。テンポよく明快で、無駄なテキストや誇張表現もなく、いたってシンプルです。泣き展開や伏線トリックを用いる際に有効な、「ファンタジー」「非現実」などの要素を盛り込むわけでもなく、あくまで現実的な日常を基本ベースにしているわけですが、そのシンプルさだからこそ文章の「うまさ」が際立ちます。


さて、その丸戸さんは、表に明確なメインヒロインをひとり立てる一方で、主人公との過去に強く関係した裏ヒロインを作ることで有名です。それは、メインヒロインの存在を吹き飛ばすほど、力の割かれたテキストに泣かせる演出が施されるもので、ショコラにおける香奈子であり、こんにゃくにおける海己でした。そして、丸戸史明さん十八番のそのカラクリの中でも最高峰といわれているのが本作パルフェの夏海里伽子ルートであり、そのシナリオ完成度といったらハンパではないです。本作は、全ヒロインルートがまるで山王工業高校バスケ部のように非常に高い質をもって安定していますが、こと夏海里伽子ルートに関しては頭ふたつ分くらい抜けているといって良いでしょう。

里伽子は、仁の大学同級生にして、前ファミーユにおける作戦参謀役だった女の子です。仁とも非常に良い仲でしたが、前ファミーユ放火騒動を境に二人の間には見えない溝が出来てしまっています。その原因となる、怪我した利き腕が動かないという伏線は、実は物語序盤からあらゆる箇所でばらまかれていて、共通パートや他ヒロインルートにおける彼女の行動やセリフひとつひとつが、「腕が動かない」と考えればよくわかる場面ばかり。彼女の立ち絵ですら伏線になっているこの仕掛けは実に巧妙で、本当に感心してしまいました。

主人公の仁は、親を亡くし、兄を亡くし、恵麻姉ちゃんと兄の店であったファミーユを無くし…と、大変な苦労人です。そして恵麻という「家族」のため、大学を休学してまでファミーユ再建という夢に賭けます。このくだりは本作の導入でユーザーを引き込む大前提の設定となっているわけですが、だからこそ頑なに「家族」を第一とする仁の信念と真っ向から対立する里伽子ルートのシナリオは感情が揺さぶられました。

ラストシーンは大号泣間違いなし。家族に対する信念を曲げず、里伽子を優先的に受け入れるには確かにその流れしかありません。数年後のエピローグ、我が子を抱けるまでに腕を回復させた未来にも涙ですし、里伽子の口癖である「しょうがないなぁ」を仁が発するシーンには…。くっ…、この文章を書きながら涙が出そうになってしまうほどです。

伏線の絡みから、そんな里伽子ルートと対になっているのはまーねえちゃんこと杉澤恵麻ルート、家族愛というと聞こえのいいブラコンシスコンっぷりは完全なるネタですが、物語に良い味付けをしていました。そして、そのあたりの身内に対する感情を飛び越えてゆく、というか既に飛び越えていた、というか…まぁそれが恵麻ルートの当然の流れであるわけです。

しかし、火事騒動の際、仁が、腕に重症を負ってしまった里伽子をほったらかしにして恵麻につきっきりだったこと、その間里伽子がひとり苦しんでいる一方で恵麻は仁にすがりっぱなしだったということ、そもそも里伽子が怪我をしたのは仁の亡き家族の遺影を回収しようとしたためだったことなどから、どうにも里伽子に肩入れしてしまう展開です。圧倒的なシナリオの泣きを持つ里伽子との対比ルートなので、ちょいとかわいそうな立ち位置に置かれてしまった人ですね、まーねえちゃんは。エピローグも腕の後遺症を克服している里伽子の方につい感動が寄ってしまうし…。とはいえ、恵麻ルート自体はとても良い出来なんですよ。


さて、里伽子&恵麻ルートばかり語ってしまいましたが、他のヒロインルートもとてもよく出来ています。メインヒロイン若き天才ピアニスト、風見由飛ルート。彼女の痛さには最後まで慣れませんでしたが笑、彼女のトラウマに玲愛を絡めた展開はよく描けていましたし、TRUE ENDにてそのトラウマを克服しピアノ大好きっ子に戻っていくくだりは感動的でした。だからこそ、由飛NORMAL END のピアノを諦めてしまっているエンディングはちょっと辛いです。彼女のルートは義妹である玲愛ルートと対になっていますが、玲愛は自分のルート以上にシナリオに貢献していましたね。由飛がピアノを弾けなくなり、姉妹がギクシャクしてしまった原因は、玲愛のピアノ挫折にあるのですが、それを当の玲愛が打開するシーンは非常に感動的です。

対して"カトレア"こと花鳥玲愛ルート、キャラの魅力に反して、特に目を見張る仕掛けもなく比較的淡々とツンがデレに変わる過程を描いていくのが彼女のルートです。ただし、後述のとおり彼女はキャラクターにN2爆弾級の魅力があるため、とにかく彼女のツンデレ具合に萌え死ぬルートだと言っておきましょう。それから社会人である玲愛の現実と不安を解決するための、仁のがんばりが映えるルートですね。ついでにラストでショコラの翠がチョイ役で出てくるので、翠至上主義のわたくしとしてはそれも評価点です笑。


仁の同僚にして、和菓子屋の娘、涼波かすりルート。彼女は本職であるパティシエの他にフロアも器用にこなすマルチプレイヤーではあるのですが、パティシエとしてはるか彼方にいる恵麻に対してコンプレックスを抱えています。そんな彼女の成長物語と、仁とのドタバタ恋愛劇です。作中一番ラブコメ色が強いルートで、かすりさんの魅力をうまく描けています。

かすりさんは完全キャラ勝ちですよね。彼女は年上であけすけで明るくて、また、仁を一途に想っているメンバーたちの中で唯一、常に中立的な立ち位置にいるため、屈指のキャラバランスを誇る本作において実はとても重要な役割を果たしている人なんじゃないかと思っています。ちょいちょい入る彼女の合いの手や暴言はなかなか笑わせてくれます。


そして最後に作中唯一の高校生である雪乃明日香ルート。仁が彼女の健気さに攻略されてゆく(笑)シナリオですが、彼女の子犬のような、小悪魔のような頑張りは、見ていて微笑ましく、またこれまた萌え悶えます。全体的に、視点こそ仁ですが物語の主導を握っているのが明日香であるため比較的ライトな雰囲気で進んでいくのですが、しっかり泣けるシーンもあり、文化祭でのファミーユ模擬店シーン、そして何より受験のためにファミーユを辞めるシーンは涙なしに見ることができませんでした。このシーンは時間軸の順序を入れ替えた作り方もうまかったし、最終日の一連のシーンが暖かいこと暖かいこと…。

どのルートもシナリオバランスは最強レベル。ぜひぜひプレイして暖かさにむせび泣いてほしいと思います。



追記ですが、全年齢対象のPS2版には、キュリオ3号店のサブチーフ兼玲愛の親友として登場していた川端瑞奈ルートと、新キャラとして、ファミーユにコーヒー豆を卸している沢崎珈琲の沢崎美緒ルートが追加されています。

瑞奈は立ち絵から一新されており、かなり可愛く生まれ変わっています。シナリオはとても地味ですが、底なしの才能を持つ濃いキャラたちの間で、ごく普通の子である瑞奈と仁が徐々に惹かれ合って思い悩む展開には妙にリアリティがあり、逆に感情移入がしやすいかもしれませんね。一方の美緒ルート、シナリオの内容は、里伽子ルートにぶつけるかのような味覚障害という設定を用いた鬱々としつつも泣きを誘うルートでした。この重いルートをしっかり書き切ったのは評価したいですし、最後失速しますが全体的にはよく出来ています。そして美緒もかなり良い一枚絵を何枚も抱えてますね。

これらのシナリオは丸戸さんではないようですね。確かにシナリオの完成度はオリジナルほどではなく、特に瑞奈ルートでの仁の発言に違和感を感じたりする部分もまぁあるにはありますが、オリジナルの雰囲気を損なわず、ひとまわり大きな世界観を作ることができていると思います。ふたりともPC版の方で攻略できないのが惜しいなぁと素直に思えますからね。



【グラフィック】
原画はねこにゃん様、大好きな絵師さんです。ショコラ時よりも画力が安定してきていますね。

最も絵的に魅力があったのはやっぱ金髪ツインテールの玲愛かな。発売前、中出しに怒って精子垂れ流しながら仁を踏みつける絵がサンプルCGとして戯画HPに上がった時、「こ れ は 買 い だ」とその道で話題になったとかどうとか。夕焼けをバックに手をつなぐCGは、本作1,2を争うCGかと。あ、いや、違うな2番だな。だって1番は里伽子の赤ちゃんを抱くCGだと満場一致で決まってますよね(涙)?

それから、立ち絵がイマイチなかすりさんですが、一枚絵ですと正直一番かわいいですね。他ヒロインも文句のつけどころなのないくらい可愛く描けています。背景なども特に文句なし、素晴らしいです。


【キャラクター】
全体的に、よくもここまで魅力的なキャラたちを全員かわいく面白くかぶらせず描ききったなぁというのが正直な感想です。丸戸さんのキャラ造形のバランス感に拍手、ですね。

中でも、えー、ラブコメ王とも言える丸戸さんにツンデレを書かせたら右に出る者はいなかったようです。世のツンデレマニアを唸らせ、数々のツンデレ予備軍をその世界に引き入れた偉大なるキャラクター、もうプレイした人ならわかります、キュリオチーフの花鳥玲愛ですね。彼女の絶妙なツンデレ具合はもはや神業、付き合いだすかださないかの微妙なラインのシナリオ中盤は、悶えまくること請け合いです。シナリオには里伽子がいますが、キャラクターには玲愛がいる、シナリオ/キャラクター両面に超ド級のキャラクターがいるというのが本作最大の強みなのかもしれません。

それにしてもファミーユの面々の温かいこと温かいこと。かすりさんのあっけらかんとしたキャラクターが一番好きでした。次いで健気で一生懸命な明日香、変人ながらも要所を熱く締める由飛も、嫉妬深くて笑えるまーねえちゃんも…、これはショコラにも共通していましたが、丸戸さんは舞台の空気感を温かくする力に本当に長けていますねえ。

実は里伽子は、キャラクター的にはイマイチです……とかいったら怒られますかね。一般的には1,2を争うところだと思います。でもそれって正直シナリオに引きずられているからだと思うんですよね。個人的にはパルフェのヒロインの中では一番下かもしれない。まぁでも、それはものすんごいレベル高い位置での話ですよ。他ヒロインがもっと好きだったから、ってだけの話ですよ。声があまり好みでない、というのもあるのかなぁ……。

そして卵料理に並々ならぬ情熱を注ぐ、主人公の高村仁。前作結城大介にひけをとらないかっこいい男です。次々と襲いかかる困難に立ち向かい、まわりの協力を得ながらもなんとか打開していく彼の姿には、心打たれるものがありました。丸戸さんの主人公は皆かっこいいですよね。


【音楽】
量も十分あり、全体的に世界観に合った温かみのある音楽ばかりです。「tea time」「陽光」などは本当に作品に合っていると思います。OPは「Leaf ticket」、切ないイントロが印象的な良曲です。I'veとKOTOKOさん、いい仕事しています。それからEDの「つまんない恋」、こちらもOPに並んで感動的な曲ですが、これは由飛が作った曲としてクレジットされているのですね。通常はインストVer.なのですが、由飛ルートでは、シナリオと連動して演奏会で彼女がこの曲を歌って終わります。この演出はかなり鳥肌もので泣けました。BGMの中で図抜けていたのは「暖かい空気に包まれて」。あすかの文化祭シーンなど、印象的なシーンが甦りますね。


以上、パルフェでした。
本当に褒めてばっかですね。でもそういうことなんです。欠点がほとんどなく、すべての要素に対して太鼓判を押せる、「エロゲーのお手本」ともいえる傑作です。



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