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【この青空に約束を―】
この青空に約束を―



メーカー戯画
シナリオ■■■■■■■■■■ 10
グラフィック■■■■■■■■■□ 9.5
キャラクター■■■■■■■■■■ 10
音楽■■■■■■■■■■ 10
郷愁■■■■■■■■■■ 10
総合【神】 99点

学園モノ最高峰

この青空に燦然と輝く大傑作だと思います。学園青春ゲーに弱い僕にとっては涙腺タコ殴りな作品でした。テーマといい雰囲気といい完全に僕のツボにドストライクなうえ、シナリオ、絵、音楽すべてが超王道にして最高峰レベルでまとまっています。

当時の僕は、誰が何と言おうと完全に南栄生島の住民でしたから、周りの仲間たちに散々心配されていたようです。美少女ゲームなんてものとは完全無縁な女友達にも普通に南栄生島の魅力を説いていたのですから、たぶん本当に頭が狂っていたのでしょう笑。当時は彼女もいませんでしたしね。あ、彼女は海己でした

【シナリオ】
本州から少し離れたところにある南栄生(みなみさこう)島。かつては賑やかだった島も、島の産業収益の大部分を占めていた出水川重工の撤退により過疎化が進み、主人公・星野航が通う高見塚学園の生徒数も減少の一途を辿っています。

そんな島にある高台の上に、学園の旧校舎を改装した学生寮『つぐみ寮』があります。学生の減少にともない現在は主人公とヒロインたちしか住んでいないこの寮、翌年の3月には廃寮も決定しており、またほとんどのヒロインは卒業や出水川重工に勤める家族の都合など各々の理由で島を去ることが決まっています。そんな寮になぜかこの時期にやってきた転校生を巻き込み、時には支え合い、時には反発しながら楽しい毎日を過ごしていきます。

迫る別れを肌で感じながらも ――。


も… も…… も………


…おっと、精神が島に旅立つところでした。


シナリオ担当は、ショコラ、パルフェでその名を轟かせた丸戸史明さん、パルフェと双璧をなす丸戸作品の最高作品だと思います。世間的にはパルフェが一番評価の高い印象ですが、個人的には僅差で本作の方が上です。まぁ両作とも素晴らしいシナリオ群ですので、そこでパルフェをとるか本作をとるかはもう好みなのかなとも思います。


前半部共通パートは、航とヒロインたちが暮らしている学生寮に、メインヒロイン沢城凛奈が引っ越してくるところから始まります。周囲の人間を拒絶して受け入れようとしない彼女を仲間として巻き込んでいく過程が描かれるのですが、前半部ラストの凛奈が皆に謝り和解するシーンでは、まだまだ前半だというに相当の泣きの演出が入ります。その後、選択肢で短い個別イベントをいくつかこなしていく中盤を経て、後半で各ヒロインルートに入る感じですかね。ゲームとしてはパルフェと同等の戯画システムを使った非常にオーソドックスな形態です。


兎にも角にも雰囲気がいい、これに尽きます。批評空間で、『雰囲気の良いゲーム』断トツトップなのも頷ける空気感。音楽があまりにも秀逸というのも大きな要因ですが、都会から離れた田舎の島という舞台上で、素直で求心力のある魅力溢れる主人公と優しく元気なヒロインたちが織り成す学園物語という設定には、やはり惹き付けられるものがあります。随所で描かれる登場人物たちのテンポの良い会話も非常に微笑ましく、また温かく、どんどん感情は引き込まれていきます。丸戸さんのテキストはクセがなく、いかにも狙いすましたかのような文体でもありませんので、そのオーソドックスさが余計にこちらの心象を煽ります。


さて、本作は「別れ」が全体のメインテーマになっています。どのヒロインルートでも、「卒寮」という共通のゴールラインを軸にし、各々の境遇や感情を「別れ」という観点から巧みにシナリオに絡ませています。その「別れ」という設定を最も高いレベルで描ききったのが季節外れの転校生凛奈ルートと幼馴染海己ルート。特に、ピーターパンにとってのネバーランドと凛奈にとっての南栄生島を見事に絡ませ昇華させた凛奈ルートの文化祭演劇シーンは、むしろピーターパン本編が後付の物語だったのではないかと思ってしまうほどのシナリオの練り込みを感じさせます。そりゃ言い過ぎか笑。

しかしてその凛奈、パッケージにもでかでかと載っている本作のメインヒロインにして共通シナリオの中心ヒロインですが、実は彼女は物語のコアな設定に関わってくるヒロインではなく、どちらかというと、しがらみなく "現在の"航との独立した話を一本立てる役を担っているヒロインです。

これはパルフェのレビューでも書いているのですが、丸戸史明という人は、表にメインヒロインをひとり立てる一方で、主人公の過去と因縁のある「裏ヒロイン」のような存在を設定することで有名です。それは、ショコラでいう香奈子であり、パルフェでいう里伽子でした。本作で主人公の過去と因縁を持っているのは、海己、奈緒子、そしてです。海己、は幼少時、奈緒子は中学生から島の中にいた人間であり、航との間に個別ルートでしか語られないドラマがあるのですね。

一方で凛奈が航と初めて関わったのはゲーム開始直後の時間軸であり、そういった意味ではどうしても積年の思いがある海己ルートなどとぶつかってしまうとはじかれてしまうのは致し方ないところ。とはいえ、前半共通パートの和解シーンから、上記の文化祭シーン、それから二人で思い出の地を巡り最後に航が指輪を渡すクライマックスのシーン、といったわかりやすく感動できる盛り上げどころを確実に盛り込んだメインヒロインらしい王道ルートではあります。個人的には海己ルートに次いで好きなルートです。


さて一方で、幼少時のトラウマといった負の設定を物語の核に使われているのが羽山海己ルートです。ふたりの片親同士が駆け落ちし、残された者たちが不幸になったという過去を持つ因縁の二人ですので、幼馴染といえど、僕らが夢見るいわゆる幼馴染属性ではないわけです。当人たちはおろか両親族にとっても、航と海己が結ばれるということは深刻な事態なわけです。海己も誰かが不幸になることを恐れている。その壁を乗り越えられない弱い海己と、乗り越えようとする強い航の物語……でもですね、ここにはちょっとしたギミックがありまして、最後の山場に向けて、その境遇の打開を成していく役割を、航ではなく海己が負っていくというのが本ルート最大の肝だったのだと思います。この流れは、ファンディスクのフォセットに収録されている追加シナリオ「この冬空に歌声を―」にも引き継がれていくものであり、丸戸さんの非常に長けた構成力を感じました。彼はこういった「役割の逆転」といった手法を非常に巧く書き分けます。

彼女は、物静かながらも内に秘めた情熱は強く、最もつぐみ寮の絆を信じている人間です。だからゆえに最も皆の別れを恐れている人間でもあり、作中随所に表れるそういった彼女の心の機微は、都度読み手を切なくさせます。

彼女のルートでとにかく心を揺さぶられたのは、海己がつぐみ寮の存続を訴える文化祭の演説シーンでした。海己の演説もさることながら、終了後一番最初に拍手をしたのが、羽山家と確執のある星野家の人間――、航の祖母だったというのがまた嗚咽です。おお、思い出しただけで鳥肌が。

そういった意味では、現在の航とストレートに結ばれるニューカマー凛奈と、過去を乗り越えたうえでやっとこさ結ばれる最古参海己という異なる2タイプのメインヒロインが本作にはいると考えて良いと思います。天真爛漫で直情型の日向キャラ凛奈と、目立たず大人しく献身的な日陰キャラ海己、180度正反対に描かれる性格も、その対照的な二人を同格に位置させようとした表れではないでしょうか。


そして、そんな2メインヒロインの影に隠れることなく、むしろ喰おうかってくらいの勢いで、他ヒロインも存在感をバッチリ主張しています。

まずは生徒会長にしてつぐみ寮の大参謀、浅倉奈緒子。彼女の姉御気質の裏にある仲間への思いやりと優しさはたまりません。彼女は数年前、航の過去との間にどでかい伏線を持っていて、それは完全に彼女のルート内でしか見ることができませんでした。彼女のルートは過去伏線の回想と、その過去と連動した現在を中心に描かれます。航が彼女のことを名前ではなく「あんた」「会長」と呼んでいるいきさつなども二人の過去に絡んでいるとは思いもしませんでした。そして彼女のルートを経た後ですと、他ヒロインルートでの彼女のセリフや行動がとても深みのあるものになります。

ちなみに奈緒子ルートは、本編よりもエピローグで感動したというユーザーも少なくないのではないでしょうか…。彼女の温かさ、思いやり、実行力がよく表れている全ヒロイン中最も気に入っているENDです。ここの一枚絵も完璧ですね。


高見塚学園理事長代行兼つぐみ寮管理人にして大財閥六条家の才女、でも天然ドジっ子六条宮穂。お嬢様と一般市民の恋愛、という図式に則った超王道シナリオでした。特にこれといった仕掛けもない設定だというのに、こんなに泣いてしまうのは何だろう。やっぱり演出がいいんですよねえ。宮穂の祖父が作った南栄生の校内新聞を全て集めることで彼女を迎えに行くという航の男気にも惚れました。

しかし彼女は天然で空気の読めない発言をバシバシしながらも、物事の本質を常に理解し見据えています。そういった意味ではサブキャラの立ち位置で魅力を発揮するキャラであり、実際自分のルートよりも、他ヒロインのルートでの方が彼女らしさがよく出ていたかもしれません。…まぁ泣きましたけどね、宮ルートも。


親の愛情を受けずに育ち、つぐみ寮に唯一の居場所を見出している藤村静。彼女のルートは、彼女の成長物語……ではなく、彼女を成長させ物語、ですね。静は恐ろしいくらいお子様なので、それを親代わりになっていた航や沙衣里があの手この手を尽くして彼女を成長させることが主となります。そして、本ヒロインが至らない代わりに仲間モノとしての体をみせるのがこのルートの良いところといいますか、ある理由から部屋に引きこもった静を航が何日もかけて説得する山場で、いつまでも折れない静を叩き伏せるために援軍として奈緒子が登場するシーンは感動ものであり、またここでかかるBGM「約束のブーケ」が泣かせてくれます。

因みにこのシーン、つぐみ寮メンバーのあまりの温かさと優しさに泣くシーンですが、奈緒子との過去の伏線を知ったうえでプレイすると、奈緒子の切なさに心が締め付けられるシーンでもありますよね。


最後にダメダメ教師桐島沙衣里、通称さえちゃんですが、彼女は完全にキャラクター勝ちで、丸戸さんのキャラ作りの巧みさが改めてよくわかるルートです。最年長ヒロインにしてギャグ担当という、稀に見る設定を持つ彼女は、適当で優柔不断で、社会人らしさも責任感もなく、教え子の奈緒子に頭が上がらないわ酒に逃げるわで、教師兼寮長とはとても思えない存在です笑。航との恋愛も、教え子相手に半分済し崩し的に少女のように堕ちていってしまいます。そこが可愛いのですが。

そんな彼女だからこそ、マラソン大会で凛奈を叱責するシーンや、静ルートで航に怒りをぶつけるシーン、そして自身のルート山場である退学寸前の航を救うために他の教師をたった一人で説得するシーンが恐ろしいくらい異常に際立ちます。

学園モノにおいて、攻略可能な教師キャラで愛着を持たれるキャラなんて早々いません。それは青々しい高校生ヒロイン勢の中に、大人の視点を持つ落ち着いたヒロインを入れ込むことでキャラクターの広がりを出すための役割が強く、年が少し離れていることもあり、どうしてもサブキャラ扱いになってしまうんですね。しかしこと沙衣里においては、その役割を奈緒子に譲り全く無視している笑。教師=大人というある種の定型を崩した好例であるといえます。


さてさて、上記にて僕は「別れ」がメインテーマと書きましたが、実はどのヒロインルートでも、一番の肝となりそうな卒寮シーンが描かれません。ストーリー上、3月の卒業は必然であり必涙であるはずなのに、どのヒロインルートもそこに至る前にエンドロールを迎え、エピローグはその数年後の二人が描かれるばかり。わたくし、「まぁ敢えて描かず余韻を残すのね、それもまた良いじゃない」と考えていました。


しかし、あるのですね!(ドーン)


全ヒロインルート消化後に、「約束の日」というつぐみ寮最後の日を描くエピソードが追加されます。これは泣けるなんてもんぢゃあないよ。展開なんてわかりきってるのに泣いてしまう、ずるすぎる。状況設定からして既に泣けるというのに、あの最後の皆が泣きながら合唱するシーンなんてやばすぎでしょう。またこのシーン、気づいた方は気づいたかもしれませんが、いつも人を喰ったようでいて、「海己はすぐ泣くだろうねぇ~」とか飄々と言っていた奈緒子が一番最初に泣き出します。こういう細かい演出もあざとすぎてダメですよ。



以上でシナリオは終わり……と思いきや、まだまだありました。どんだけですか!どんだけ泣かせれば気が済むのですか。

実はまだ凛奈ルートにおける重要な伏線が未回収のままになっています。それは、幼少時に航がとある少女に託した『逢わせ石』の欠片の行方、ですね。ふたつに割った南栄生特産の赤石をもとの形に合わせたふたりは幸せになれるという伝説――、しかし凛奈が持っていた逢わせ石の片割れは、航のものではなく、航の兄貴分である隆志さんのものだったということで決着していますので、それじゃあ航があげた逢わせ石の片割れは誰が持っているんだ、ということで茜ルートがおまけで追加されます。

サブキャラながら抜群の存在感を示す茜ですので、これは嬉しい流れでしたし、本シナリオ、彼女の健気さがたまらなく切なく、彼女への好感度がさらに上がります。そして、ただのギャグシーンだった本編序盤の彼女の登場シーンが非常に悲しいシーンに様変わりしますよね。


……といったシナリオレビューですが、改めて考えてもやっぱり名作ですねえ。僕は本当にどのヒロインルートでも泣き入っていました。各ルートの山場では当然のように大泣きでしたし、奈緒子の試験シーンや静の両親の現況がわかるシーン、海己が他ヒロインルートで苦しみながらもいちいち航の理解者であろうとしてくれる姿など、小さいイベントでも都度落涙していました。いやはや、恐るべしです。



【グラフィック】
パルフェ期と比べて、少し線が細くシンプルになったような気がしますが、それでもねこにゃん原画の魅力が衰えることはありません。立ち絵、一枚絵ともに魅力的なヒロインたちが描かれています。思い入れ補正もだいぶかかってしまっていますかもしれませんが、大好きな原画家さんです。

また「約束の日」シナリオにおける最後のヒロインたちのラフ画は尋常じゃない演出だと思います。

PCと連動したメニュー画面の仕掛けも面白いですね。つぐみ寮をバックにしたものですが、現実時間にあわせて昼になったり夜になったり、月に1回4日だけ夕立ちが降っていたり(4月4日が凛奈と航が出会う日なのでしょう)、その翌日だと地面がぬかるんでいたり、22時台だと航の演奏BGMに変わっていたり、「約束の日」20日の夕方ですと「さよならのかわりに」が流れていたり…と凝りすぎです。


【キャラクター】
パルフェは個々のキャラクターが目立つ感じでしたが、こんにゃくはもっと全体的、といいますか、皆が揃って初めて最強の魅力を放つ、といった趣きです。もちろん一人一人最高ですよ。寮での日常場面など非常に温かく、ひとりひとりのキャラクター性は放っておいても歩き出しそうなほど生き生きとしています。ですが、「つぐみセブン」にして個であると敢えて言わせてほしいのです。これはそういう繋がりにむせび泣くゲームなのですから。

個人的に好きなキャラは、奈緒子沙衣里、そしてですかね。奈緒子はその強さと絶対的な信頼の裏にある彼女の葛藤と優しさが丁寧に丁寧に描かれていたため、さえちゃんはそのダメっぷりと社会の歯車に翻弄される様が、そして茜はプレイ済みの方は言わずもがなですかね、本当は真のヒロインであるというのに、それを破天荒なキャラでひた隠しにする健気さからです。

主人公は星野航、丸戸作品らしい主人公ですね。元気で求心力があり、仕事も出来、それでいて情に脆い、おおよそ主人公としては理想に近い性格をしています。文句なしでしょう。

唯一ですね、これはパルフェの時も思ったことなのですが、つぐみ寮メンバーに男キャラがもう一人いればより良かったのになぁなんて思うんです。これはホント個人的な意見かもしれませんが「仲間」「チーム」をシナリオ前面に押し出す場合、男女数のバランス、ってのは大事な要素だと思うんですよ。"男ひとり、女多数" のチームってのは、やっぱり勢いに限界があると思うのです。男が数人いて始めてチームってのに勢いが生まれる、そういうもんだと思うんですよ僕は。

全員同性、ってのも良いチーム形態だと思いますが、エロゲで全員同性ですと、どちらの性に転んでも物語が成り立ちませんので笑、是非もう一人だけ、重要な男キャラを内部に配置してほしかったんです。たらればは嫌なのですが、もしも、あやかしびとやリトバスのような異性キャラバランス感があったならば文句なしだったなぁ…とか思ってしまうわけです。

んー、とはいえ、つぐみセブンに男をもう一人加えるってのは、そもそもの前提を覆す変化ですし、それにより雰囲気や流れが変わってしまうのも確かではあるんですけどね。強いて言えばわたくしがもう一人のつぐみ寮生だったのでカバーできているといえばできているんですけど、何故かわたくしに課せられた絡みはクリックをすることのみでしたので。

んまぁ、でも丸戸さんってそうなんですよね。ラブコメ至上主義といいますか、あくまで男キャラは、物語の根幹に関わるのではなく外からのサポート役として描かれますし、それが丸戸世界の味なんですよね。わかっちゃーいるのです。なので好みの問題です。美少女ゲームに男キャラなんてそう何人もいらねーよ!って人もいるかと思いますしね。

ま、こうは書きましたがキャラクター点も10点です。つぐみ寮メンバーや三田村兄妹、雅文や紀子、星野夫妻、海己の父親、吉倉先生…と素晴らしい面々が揃っているのですから。


【音楽】
音楽は、正直今まで僕がプレイしたゲームの中でも屈指の出来だと思います。

歌付き曲である、OPの「allegrette」と、文化祭シーンにて絶妙なタイミングで流れる「Pieces」、必殺シーンで流れる「さよならのかわりに」も勿論素晴らしい出来ながら、作中BGMでここまで総合的なレベルの高い作品は見たことがありません。「約束のブーケ」「もうひとつの青空」は最高クラスの名曲、ギャグシーンでこれがかかっても泣いてしまうような気がしてしまいますし、「風のアルペジオ」「春を待つ少女のように」「Two of us, Seven of us」「あの時、君が振り返ったなら」…と泣きBGMがこれでもかというほど揃っています。他、全体的に温かく穏やかな曲が多く、南栄生島の世界観に貢献しています。


以上、この青空に約束を―、でした。

設定として、決して何かが突出しているわけでもなく、強いドラマ性があるわけでもない、普通の人物たちの物語ではあります。であるがゆえに、この空気感と感動を生み出すことができたともいえますし、さらに、だからこそライターの力量とスタッフの演出に賛辞を送りたいのです。

最高に素晴らしい、僕らの「あの頃」の感情を強く揺さぶる作品でした。



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テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム

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