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【てとてトライオン!】
てとてトライオン!



メーカーPULLTOP
シナリオ■■■■■■■ 7
グラフィック■■■■■■■■■ 9
キャラクター■■■■■■■■■ 9
音楽■■■■■■■■ 8
常夏爽快■■■■■■■■■■ 10
総合【B+】 79点

キャラゲーの手本

とても気持ちの良い作品でした。シナリオはライトなノリで、キャラは生き生きとしています。こういう作品を良作のラインまで持っていけるあたり、PULLTOPはやはり地力がありますね。重い作品を立て続けにこなした後にプレイしたので、スッとした爽快感がありました。

最初に言いますが、シナリオ自体は普通極まりないです。泣けるわけでもなく、ゾクゾクする展開というわけでもありません。ただ、キャラクターの魅力とじんわりくる演出、原画の力により良作領域まで持っていくことに成功している希有な例といえるでしょう。

【シナリオ】
うん、凄くいい雰囲気ですねー。前述のようにシナリオとして優れているわけでは決して無いのですが、それ以上にテンポと雰囲気の良さが勝っています。

設定などはハッキリいって強引なものばかり。ですがそこを重要視せず「そういうもの」として力技で突き進むのも、キャラの魅力あってこそですね。学校設計やシステムの無理矢理感や、ガードロボの無迫力などからくる緊迫感の無さも、キャラの魅力ですべてカバー、そういうゲームです。そしてそういったキャラを立てるためのシナリオ、という観点からみるとよく出来ていると思います。シナリオは椎原旬、下原正さん。基本的に僕はシナリオありきならばキャラは重要視しない人間ですが、本作のようにキャラありきでそれを生かすための最大限のシナリオ、というのも良いものだと思いました。


主人公の鷲塚慎一郎は、発明者にして冒険家の父親に連れ出され、日本の学校教育からはかけ離れた世界各国のサバイバル環境で青春時代を過ごします。ある日、父親が設計に関わった全寮制の私立「獅子ヶ崎学園」に入学するよう言い残して消える父親。ようやくまともな学生生活が送れることに喜ぶ慎一郎。ですが向かった学園は、学校とは思えない最新鋭設備を備えてはいたものの、度重なる風害やシステムトラブルにより機能が半停止している状態で……

そんな感じの導入です。そして彼が状況打破のキーマンとなっているわけですね。システムへの干渉を可能とする彼のみが持つ「首輪」を用いて、機能回復のための一役を担います。彼と各ヒロインが「手と手」を合わせてシステムに「Try on」することで干渉することができるわけですが、これは「ライオン」ともかかっていますし、いいタイトルですね。


基本的にはどのヒロインルートにも、ヒロインと共にトライオンを繰り返しながら学園内の施設の復旧を進め、後半にて大型台風の直撃とヒロインとのちょっとした山場を乗り越えて、学園祭開催に向けてドタバタ日常を過ごす、といった共通したコンセプトがあります。

後輩の一年生、学校警備部長、頑固で生真面目な胡桃沢鈴姫ルート。実は幼馴染だったという設定をいかしての王道ルートです。慎一郎がずっと自分を思い続けてくれていたと勘違いしながら突っ走る鈴姫はなんというニヤニヤ。ただ、ちょっと設定は飛び飛びですし、主人公の好きになる過程が省かれていたのは残念かな。ラストシーンは素晴らしいです。

生徒会長、蓮見一乃ルート。彼女はカリスマ溢れる生徒会長という表向きの顔と、実は完璧さに欠けたり、いい加減な行動を取る人間味溢れる顔とのバランス感が絶妙ですね。2年前、大型台風により校舎が壊滅状態に陥ってしまった際の痛手の思い出を引きずっており、それがラスト盛り上がりへの伏線となっていきます。ラストの校舎復旧シーンで拳を突き上げるCGが最っ高ですね。OPをピアノストリングスVer.にした音楽と相まって感動します。

獅子ヶ崎学園システム復旧の要、十倉手鞠ルート。彼女は一般的に一番人気ありそうですね。登場シーンから慎一郎のことを好きになる伏線がありますが、その設定に楽してのっかることなく、程よい距離感を保ち続けているのが良かったですね。風呂場での告白シーンはとても微笑ましくてよかったです。彼女は、盲目的につくしている幼馴染の鷹子先輩が物凄いハードルになることはわかっていましたが、とても清々しく、熱い送り出し方をしてくれた鷹子最高。最後の、屋上の手鞠に会いに行く過程で登場人物たちが手引きをしてくれるシーンは仲間ものならではですね。

そして主人公と最初に出会う水泳少女、織原夏海ルート。僕は彼女が一番好きです。唯一、他のキャラルートすべてで、慎一郎がとられてしまうことを少し後悔するシーンの描かれる彼女、全体的な扱いもメイン然りとしていますし、理事長の孫にして土地の意志を伝える一族の子孫という設定(これは蛇足でしたが……)的にも、夏海がメインヒロインとみて良いでしょう。

元気いっぱいであけすけな性格の彼女ですので、慎一郎を意識しだしてからの照れる夏海は超かわいいです。実はシナリオ的な仕掛けは4人の中で最も薄いんですけどね。でも彼女の性格と展開があまりにも爽やかなもので、とてもよい印象で心に残っています。

復旧されライトアップされたかささぎ橋を天の川に、その橋の上でキスをする二人を織姫と彦星に見立てたラストシーンは本作最大のピークです。その一枚絵もBGM「ひだまりの夢」も半端じゃなく素晴らしいですし、泣きゲーでもないのにグッときてしまいました。

そう考えてみると、鈴姫の相合傘のライトアップや、一乃の生徒会長引継、そして手鞠の疑似結婚式など、本作はどのヒロインもラストシーンがとても良いですね。読後感が非常に良いのはこういったことにも関係してるかもしれないな。



【グラフィック】
んーーー、この原画家さん。なんだろ。めちゃくちゃうまくないですか!?? いや、パッと見た感じ、別に好きな画風ってわけでもなく、むしろ絵がそんなに好きでなかったので積んであったりしたのですが、一枚絵の構図や、躍動感とバランス感が絶妙な身体の描き、ツボをついた表情など、ものすごい魅力を放つ絵を描く人ですね。好きな絵師さんの仲間入りです。第一印象をここまで覆された原画というのは初めてかもしれません。

また、立ち絵の豊富さと、動きの多さが良いテンポを生み出します。いい仕事していますね。


【キャラクター】
本当に出てくるキャラ出てくるキャラいい奴ばっかりで、これがPULLTOPの特徴であり強みですよね。

主人公の鷲塚慎一郎君は、全体的に良いPULLTOP作品の中でもとりわけ良い主人公ですね。なんでも万能にこなし、素直でまっすぐ、キメる場面はかっこよくキメる。丸戸史明さんが書くようなかっこいい主人公でした。

ヒロインが総じてかわいく魅力的なのは上記でわかるかと思いますが、サブキャラも総じて魅力的です。夏海の親友ちさと、生徒会副会長の芹菜さんあたりは、攻略を望む声が聞こえてきそうですね。

男キャラ2名もとてもいい味を出しています。同室の相馬騎士君は思いやりもありノリもよくめっちゃいいやつ。主人公のバイト先「サニーサイド」の店長である鹿子木先輩もPULLTOPの温かい世界観を体現したかのような方でござんした。

もうひとりふたり、中心に絡むメンバーがいても良かったかもしれませんね。それから登場人物が高校生ばかりなので、もっと大人を絡ませても面白くなったかもしれません。キャラが良かっただけに、もっともっとと思ってしまうのは酷なことですかね~。「みんなで」というコンセプトを持つ学園もので、且つうまくいっている本作ですので、もっと見ていたかったというのはありますね。


【音楽】
実は音楽も凄くいいんすよ。OP「TRY ON」、ED「てとて、ギュット」は役割以上の良曲ですし、全体的にも作風にあった明るくアップテンポな曲が支えます。そしてラストシーンなどで流れる「ひだまりの夢」「いつかの口笛」「手と手を繋いで見る世界」など、しっとり魅せるBGMはPULLTOPはやっぱりはずしません。



以上、てとてトライオンでした。
世界観に浸らせることにおいては定評のあるPULLTOP、たまにはこういうドタバタなラブコメもいいですね。



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